木酢液と水虫

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木酢液(もくさくえき)は木が燃焼するときに出るけむりや水蒸気を集めた木の 天然エキスのようなもので、水虫にも効果があると言われていますが、臭いの苦手な人には向きません。
原液は黒い色をしていて、原液から軽油質やタール分を除いた紅茶色の液体が一般に売られている木酢液です。
紅茶色の木酢液は水を除く成分の大半は酢酸ですが、このほかにも200種以上の成分が含まれているといわれています。
紅茶色の木酢液をもっと蒸留したほぼ無色の木酢液もありますが、 水虫には原液に近い紅茶色の木酢液のほうが効くと言われています。

木酢液は殺菌、防虫、防カビ、消臭、消炎、痒み止めなどに効果があるとされ、古くから民間療法に 活用されてきましたが、木の種類、温度、抽出法、加工法等によってその成分・効能は様々だそうです。
水虫の原因である白癬菌も殺菌すると書かれている木酢液の販売サイトもありますが、定かではありません。
木酢液で水虫が治ったという例はたくさんあるようなので、試してみる価値はあるでしょうが、先に市販の水虫薬を試してみた方が良いと思います。 または、市販の水虫薬と併用したほうが良いと思います。

木酢液には木を熱分解してできた水が含まれますが、この水は「反応水」といい、水の分子集団が小さく、生物組織に浸透する能力が高いそうです。
水虫に効き目があるのは、この高い浸透作用があるからでしょうか?

木酢液をつけて一週間くらいすると、水虫に侵された皮膚がポロポロ剥がれてくるそうなので、酢と同じように 白癬菌が浸透するよりも早く皮膚が剥がれて、皮膚といっしょに白癬菌が取り除かれて水虫が治るのではないでしょうか?
木酢液に白癬菌を殺す作用があるかどうかは分かりませんが、白癬菌を発育させない効果が あることは実験で確認されたそうです。

木酢液で水虫の治療をする場合は、酢の場合と同じように毎日、洗面器などに木酢液を湯で3倍くらいに薄めて、 43℃くらいの温度に調節したものに足を30分くらい浸してから、市販の水虫薬をぬると効果的だそうですが、木酢液は臭いがきついのでそれなりの覚悟が必要です。
この方法で爪の水虫も治った人もいるようです。
木酢液を使うと患部が柔らかくなりますが、無理に皮をはぐと後から痛くなるので、 無理に皮をはいではいけません。乾燥すると自然に皮がむけてくるそうです。

他には、木酢液をテッシュにたっぷりしみ込ませて患部にあてて、 上からサランラップで隙間なく巻き、1時間くらいそのままにする方法もあります。
1時間程したらラップとテッシュを捨てて、そのまま乾燥させます。
こちらは原液なので、一週間に1,2度くらいの割合でします。
木酢液の原液を直接ぬるだけでは、すぐに乾燥して効果はないようです。
木酢液は臭いがきついくらいのほうが水虫にはよく効くそうです。

●その他、民間療法なので方法はさまざまです。よもぎの成分を混ぜた「よもぎ木酢液」なんてのもあります。

2008年2月 加筆
管理人も足裏の皮膚が分厚くなる角質増殖型の水虫がなかなか治らないので木酢液を試してみました。
皮膚の薄い足の側面まで広がっている部分は市販の水虫薬で治るのですが、分厚いかかとの部分は市販の水虫薬ではあまり変化がありませんでした。
ダメもとで木酢液を試してみたら分厚い皮膚が剥がれてウソのように治りました。ただ、木酢液を塗るだけで爪水虫を治すのは難しいようです。

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