爪水虫の薬(治療薬・塗り薬・市販薬)

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爪水虫(爪白癬)の治療薬には、飲み薬と塗り薬があります。

【爪水虫の飲み薬】
爪水虫は、爪の表面から水虫薬が浸透しにくいので普通、病院では飲み薬で治療しますが、 妊婦や特定の病気の人・特定の薬を服用している人は水虫治療の飲み薬は服用できません。
また、服用中や服用が終わってからも半年間は妊娠してはいけないそうです。
母乳で授乳する場合は授乳中は服用できません。
女性だけでなく、男性も蓄えられた精子に影響がでる可能性があるので服用中は避妊しなければいけないようです。
水虫治療用の飲み薬は肝臓などに副作用がでる人もいるので服用と平行して定期的な血液検査が必要です。
定期的な血液検査を行わずに処方していたころには肝障害による死亡例もあったようですが、 現在は事前の検査や定期的な血液検査をするので、それほど心配する必要はないようです。
また、飲み薬で100%の人が爪水虫を完治できるわけではなく、完治するのは80%〜90%くらいだと 言われています。
治りにくいひどい角質増殖型水虫にも飲み薬を処方されることがあります。
爪水虫の飲み薬は病院以外で処方することはできないので、市販はされていません。

病院で処方される爪水虫の飲み薬は、グリセオフルビン,テルビナフィン(ラミシール),イトラコナゾール(イトリゾール)の3つがあります。
グリセオフルビンは1959年ごろから使用されはじめた古いタイプの薬で、 効き目が弱い上に一日3回を1年〜2年服用しなければならなかったり、 頭痛・腹痛・下痢などの副作用もあるので現在は使用されていないようです?

現在、爪水虫の治療に処方されるのは、ほとんどがテルビナフィン(ラミシール)か イトラコナゾール(イトリゾール)でそれぞれ服用のしかたや価格がちがうので、 病院でよく説明を受けたほうがいいでしょう。

補足1:ラミシール錠というのは商品名(NOVARTIS社の登録商標)で、正式な名前は「塩酸テルビナフィン錠」
補足2:イトラコナゾールとイトリゾールは内容はほぼ同じ薬で、メーカーと価格がちがうだけです。
補足3:ラミシールもイトラコナゾールも爪カンジダ症にも有効だそうです。

テルビナフィン(ラミシール)は短期療法という毎日1回の服用を3ヶ月〜6ヶ月続ける方法で治療をしますが、 爪の伸びる速さの遅い人は1年くらいかかることもあります。
テルビナフィンの副作用には胃腸障害や肝機能異常、血球異常などがあります。
治療費は5000円〜16000円+血液検査代(一回2500円程度)が必要だそうです。
治療費は健康保険の自己負担が1割か3割かでことなります。
3割負担の場合は血液検査料込みの総合計で約2万5000円と考えておけば良さそうです。

■ラミシール(テルビナフィン)服用による副作用参考サイト (まれに脱毛もあるようです)
  • goo ヘルスケア
    http://health.goo.ne.jp/medicine/search/detail.html?id=3559&mode=1&searchword=%A5%E9%A5%DF%A5%B7%A1%BC%A5%EB&kind=0&type=1&offset=0

    ノバルティスファーマ株式会社
  • ラミシール 製品情報一覧
    http://www.novartis.co.jp/product/las/index.html
  • ラミシール 使用上の注意改訂のお知らせ
    http://www.novartis.co.jp/product/las/os/os_lastab0008.html


    イトラコナゾール(イトリゾール)は2004年からパルス療法という1日1回の内服を1週間 続けて、その後3週間は飲まずに休み、これを3ヶ月間続ける服用の仕方をするようになりました。
    3ヶ月間のパルス療法が終了したからといって、その時点で爪が治っている訳ではないので、 パルス療法終了後も数ヶ月に渡って、きちんと爪が治っていくかどうかをチェックしなくてはなりません。
    イトラコナゾールの副作用には肝機能障害や胃腸障害がありますが、副作用は比較的少ないといわれています。 しかし、併用できない経口薬が多いので、病気のある人や他の薬を服用している人は事前に よくお医者さんに知らせておく必要があります。
    治療費は10000円〜30000円+血液検査代(一回2500円程度)が必要だそうです。
    治療費は健康保険の自己負担が1割か3割かでことなります。
    3割負担の場合は血液検査料込みの総合計で約3万円〜3万5000円と考えておけば良さそうです。
    血液検査代は回数が少ないのでテルビナフィンより少なくてすみますが、 薬代が高いので治療費の総合計はテルビナフィンよりも5000円〜1万円くらい高くなるようです。

    ■イトラコナゾール服用による副作用参考サイト (こちらもまれに脱毛もあるようです)
  • goo ヘルスケア
    http://health.goo.ne.jp/medicine/search/30336_2/M/0/indexdetail.html
  • 医学辞典 イトラコナゾール
    http://www.kirishimacho.com/HouseCall/encyc/5/15/10_2_5_0.html


    【爪水虫の塗り薬】
    病院に何ヶ月も通うのが面倒だったり、相性の悪い他の病気や薬を服用していたり、飲み薬の副作用を心配して 何とか塗り薬だけで爪水虫を治そうとする人も沢山いるようです。 実は管理人もその一人で、今試行錯誤しています。
    最近は良い水虫薬ができたので、塗り薬だけても治るという医者もいるようですし、 飲み薬のグリセオフルビンが使用されるまでは爪水虫は治らない病気と されていて、皮膚科では、ひどい爪水虫の場合は爪を剥がして塗り薬を塗布するという、 荒療治で爪水虫を治していたこともあるそうですから、塗り薬だけで治せる可能性はあるようです。
    ネット上でも掲示板などで塗り薬だけで爪水虫を治したという書き込みをときどき見かけます。

    皮膚の水虫薬と爪水虫の塗り薬に違いはないようですから塗り薬で爪水虫を治す場合は、 市販の水虫の治療薬で自分に合うものを探すしかありません。
    爪にはクリームタイプの水虫薬が浸透しやすいようです。
    最近の市販の塗り薬には、以前は病院でしか処方できなかった水虫によく効く成分が配合されているので、 爪に浸透させることができれば、爪水虫をなおせる可能性はあると思います。
    ヤスリで白癬菌に侵された部分を削って爪を薄くしてから塗り薬をつけるのがよさそうですが、分厚い爪を ヤスリで薄くするのは中々難しくて、今のところ決定的な方法はないようです。
    なまこから抽出したホロスリンという薬が爪水虫によく効くという噂もありますが、 これもいかに爪に浸透させるかがカギでしょう。

    水虫の塗り薬については「3 水虫薬(水虫 治療薬・市販薬)」を参考にしてください。

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